2013年09月18日(Wed)【やっぱりこっちで正解か】
映画『少年Ｈ』本日母と鳥取の従兄と尻との三人で観て来ました、良かった…凄く良かった
尻は原作読んでたんで内容知ってたんですが原作者である妹尾さんの少年時代のほぼ実話なんですよねこれ、
私が宮崎監督の『風たちぬ』を毛嫌いするのは全く同年代の話なのにきれいな部分とファンタジーで纏めた宮崎作品と、時代の変貌気に翻弄されながらも汚い所も綺麗な所も納得出来ない事も全部見せた妹尾作品の違いが余りにもあり過ぎたからかもしれません
特に『少年Ｈ』は神戸の話なので、あの震災からも力強く復活した神戸はその前にも大空襲で焼け野原から復活したんだよなぁと何度も目頭が熱くなりました
主人公のお父さんがオーダーメイドの洋服店を営んでいるんですが、実際オーダーメイドの仕立屋の仕事で女手一つで私と姉を育ててくれた母とも重なって、
神戸大空襲でお父さんの大事なミシンが黒焦げになってるシーンはやりきれなかった…母も何度もプルプルしてました
従兄は一人でこっちに来て就職したんでホームシックになりかかってたんですが、この映画を見てなんか感じるものがあったみたいで
『俺の勤め先の神戸はあんな焼け野原にもなって、震災にもあったのに復活したんだなぁ…』と呟いてから元気に社員寮へ帰っていきました
おう、疲れたらまた遊びにこい
綺麗だけの嘘っぱちの世界より、汚くても泥臭くても前向きに突っ走る方が大好きだよ
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